TOP>【事例紹介】「家族写真」へのこだわりには理由があった。「昭和な家スタジオ」渡部さんのインタビュー

「家族写真」へのこだわりには理由があった。
お客様から感謝される特別な秘密とは…

みなさまこんにちは、Photoback for Bizの梶です。
本日は、東京都中野区・新井薬師で着物撮影を楽しめる
「昭和な家スタジオ」代表の渡部瑞穂さんのインタビューをお届けします。
家族写真に特別なこだわりを持ってスタジオ運営をされている渡部さんのお仕事について、
今回はZOOMを使ってオンラインでお聞きしました。

「昭和な家スタジオ」代表の渡部瑞穂さんのインタビュー

渡部瑞穂(写真左)

株式会社伝代表。映像のプロデューサーとしてキャリアをスタート。2014年に着付け・家族写真を主に撮影する「昭和な家スタジオ」を、着付け師の星わにこ(写真右)と共にオープン。2004年から自身も和服を着始めている。

家族が揃えるチャンスがあったら、
ぜひ撮っておいてほしいですし、残しておいてほしいですね

ー 昭和な家スタジオはフォトグラファーの渡部さんと着付け師の星さんのお二人で運営されているとのことですが、最初はどういうキッカケでスタートされたのですか?

私は元々は制作会社にいて、映像の仕事をしていました。2010年にその会社が倒産してからは自分が経営者としてやっていたのですが、ある時大学の同期の星から「いい物件見つけた!」と連絡をもらいまして、古民家の物件を内覧に行きました。

私も「いいね!」と乗りまして、勢いでスタジオを始めたような形です。そこから今のスタジオに移転し、今に至ります。家族写真に強い思いを持って撮っていまして、スタジオ撮影とロケーションを両方行うのを基本としていますね。

着物のレンタル、着付け、またお客様ご自身の着物も使ったコーディネートなども打ち合わせの上やっています。

写真・昭和な家スタジオ移転前の写真

※写真・昭和な家スタジオ移転前の写真

ー 公式サイトにもステートメントがありましたが、やはり「家族写真」にはこだわりがあるんですね。

これはお客様からの声が大きいですね。
最初は普通に成人式や卒業記念の撮影でやっていましたが、一緒に来ていたご家族に「せっかくだから入りませんか?」と声をかけてみて、それが感謝されることが続きました。

お客様の声を聞くことは大事にしています。こちらが思いつかなかった希望を出されるお客さまもいらっしゃいました。
例えばおばあちゃんにもらった着物と自分の好きなもの2着着て撮影したいとか、ブーツを履いて着物に合わせたいとか……もちろん全力で応えてきました。

家族揃えるチャンスがあったら、ぜひ撮っておいてほしいですし、残しておいてほしいです

また、家族写真という意味では、私たち自身がちゃんとした家族写真が撮れていないという後悔もあります。
星は両親と弟を亡くしているのでその想いはより強いと思いますし、私も家族写真を撮るつもりでいたら母が病に倒れてしまい、実現できませんでした。

家族揃えるチャンスがあったら、ぜひ撮っておいてほしいですし、残しておいてほしいですね。
フォトブックをはじめ、印刷物をお客様に渡したいのも、後から懐かしくなるような写真をちゃんと残しておいてほしい気持ちがあるからです。

フォトブックそのものの質感も、「写真の高画質さ」より
「本としてのクオリティの高さ」を目指していらっしゃる感じがします。

ー フォトブックとプリントの販売は、どのように使い分けていますか?

やはり、いわゆる「決め」のかっちりしたお写真は良いものですが、
スタジオとロケーション両方の撮影が基本ですので、もっと自然な「オフっぽい」写真もたくさん残ります。

そういう、額に残すまででもないけど後で見返したときに懐かしくなる写真をお渡しするのに、
フォトブックは良いと思っていますし、昔から作っていました。

ただ、どうしても思い入れがある分編集に時間がかかるのがネックで、
前に使っていたサービスでは1冊作るのに1日かかっていました。

「写真の高画質さ」より「本としてのクオリティの高さ」を目指していらっしゃる感じがします

ー Photoback for Bizに切り替えられてから、変化はありましたか?

Photoback for Bizに切り替えてからは、レタッチやトリミングの作業をのぞいて1~2時間くらいの時間でできるようになりました。
テンプレートやフォントの選択肢が絞られているので、ある意味迷う間がなくて作りやすいですね。

フォトブックそのものの質感も、「写真の高画質さ」より「本としてのクオリティの高さ」を目指していらっしゃる感じがします。

写真の画質だけを求めれば他にも良いサービスはあると思いますが、画面も可愛くできますし、お客様の反応はすごくいいです。
撮ってる側のエゴと、お客様の反応の良し悪しは別ですよね。

「小さいのと大きいのどっちにしますか?」という聞き方をしています

ー ありがとうございます。フォトブックの良さをお客様に伝えるために、工夫されていることはありますか?

ROUGHとFOLIOをメインで使っていますが、「小さいのと大きいのどっちにしますか?」という聞き方をしています。
FOLIOはやはりかっちりしていて人気ですが、ROUGHの方は「持ち歩きやすくて良い」と言ってもらえます。

祖父母や親戚のところに持っていて見せやすい、というメリットがあるようです。

大きいの1冊と小さいの2冊ください、と言っていただくことも多いです。
また、イベント記録の撮影などにはカット数をたくさん入れるためにGRAPHを使うこともあります。

自分でポートフォリオを作るなら、絶対GRAPHですね。

ー 新型コロナの件もあり厳しい状況が続いていますが、今後やっていきたい撮影などはありますか?

ある程度落ち着いて、外に出てもいいなと思ったら少しずつ再開したいですね。

そもそも今も基本は1日1組撮影でやっていて、「家族の特別な一日を作りましょう」と話をしています。
朝から打ち合わせやヘアメイク、着付けをして昼に撮影に入って……という形です。

価格を下げて数をこなすのではなく、家族だけの時間を提供する方が私たちのスタイルにもあっているし感染リスクも下げられると思っています。
お客様一人一人丁寧に、が私たちのスタイルなので。

渡部さん、ありがとうございました!

編集後記

「家族写真をしっかり残す」というこだわりを持ちながら、お客様の声も柔軟に取り入れて、求められるものを提供されている渡部さん。プロとして、確かな技術があることと同じくらい大事なことを教わったインタビューとなりました。

昭和な家スタジオでご利用いただいている「ROUGH」「FOLIO」は、記事中でもありましたが「小さい方と大きい方」という形で一緒にお客様にご案内いただくのがおすすめです。サンプルのお貸出しも行っていますので、お気軽にご相談ください!

昭和な家スタジオ様が使用しているフォトブックはこちら

FOLIO(フォリオ)

サイズ:W186mm×H186mm
厚み:本体約11~22mm
ケース約17~27mm
ページ数:16P/24P/36P
製本方法:合紙製本(見開きフラット)
本文用紙:微塗工紙(やや黄味あり)
色数:6色印刷
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参考価格)FOLIO 16ページ(価格は全て税込)

※ログイン後価格をご覧いただくことができます。

ROUGH(ラフ)

サイズ:W150mm×H150mm
本体厚み:約4〜7mm
ページ数:16P/24P/36P
製本方法:合紙製本(見開きフラット)
本文用紙:特殊紙(黄味あり・かため)
書体:12種類
色数:6色印刷
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参考価格)ROUGH 36ページ(価格は全て税込)

※ログイン後価格をご覧いただくことができます。

Photoback for Biz(フォトバックフォービズ)とは

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